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2007-11

ワイルドに鶏小屋に登ってキュウイもぎ

ばう 681号 2007年11月16日

小春日和の木曜日、晩秋の山口牧場を年長組さんが訪れました。
色付いた木々の間に広がる三千坪の草はらに馬、ポニー、猪、山羊、エミュー、アヒル、ガチョウ、ニワトリが暮らしています。
ポカポカとした日差しの中でポニーがのんびりと草をはみながら、子どもたちを出迎えてくれました。

入り口に看板がない、門扉も柵もない、いつもながらの牧場風景ですが、なんとも言えず心地よい空気が流れていて、山口流のマジックにかかったような気分にさせられるから不思議です。

さて、今回の目玉はキュウイもぎ。
鶏小屋の植えに這わせたキュウイを屋根の上に上ってもぎ取るというワイルドなもの。
「しっかり登れ、落ちないようになっ」と山口さん。
トタン板が抜けないかハラハラ、ドキドキでしたが、子どもたちはそんな心配をよそに、思い思いに実を引っ張ります。
まだまだかたいけれど、しばらく待てば熟してくることでしょう。
1人1個ずつお土産にいただいてきました。

山口牧場にはどうやら独自の憲法があるようです。
「埼玉日報」創刊60周年企画「いま 埼玉を生きる」から抜粋して紹介させていただきます。

山口牧場の憲法第一条は「自分の身は自分で守れ」
(馬やトラクターに)乗って落ちるのが嫌なら落ちないように、
自分で方法を考えるしかない。
つまり第二条「習うより工夫しろ」
山口さん自身ものを習ったのは職業訓練校で習った溶接だけ。
車や農機具の修理から家の補修まで、果樹の接木も自分の手で工夫してきた。
そして第三条「泣く子に構うな。逃げる馬は追うな」
両方とも構わずにそっとしておけば、あちらから寄ってくる。
そのときに手を差し出せばふれ合いがうまれる。

四人兄弟の長男に生まれながら一人だけはみ出して人生を始めた山口さん。

1つだけ他人に自慢できることがある。

それは「いっぱい失敗した」こと。

そしてその失敗から一つ大きなことを学んだ。

「生きるのは知識ではなく知恵」ということ。

しかもその知恵を一番身につけているのは、実は文字を知らない動物たち。
だから「動物に学べ」と山口さんは言う。
「そして、もっと生きる力を身につけろ。それが身につけば、どんな時代が来ても負けない。
いや負けることにびくびくして、少なくとも明日の夜明けにひるむことはない」

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できないことがあっていいんだよ

ばう 680号 2007年11月9日

できないことがあっていいんだよ
~「さっちゃんのまほうのて」共同制作者、野辺明子氏による公演から~

木曜日には「さっちゃんのまほうのて」の共同制作者、野辺明子先生をお呼びして講演会が行われました。
87名の保護者の方と年長児への読み聞かせから始まり、会場はその絵本と野辺先生の声に一気に引き込まれていきました。

読み聞かせが終わると野辺先生は、子ども達に向けてお話してくださいました。

「”オバケの手みたい~!!”とか、いやな目で見たりしたら、かくしたくなっちゃうんだよ。悲しいよ。だからそういう風には言わないでね」

「もし、お手てがグーとかチョキの人たちが困っていたら助けてあげてね」

野辺先生の言葉が子ども達の心のどこかに残っているといいな、と思います。

年長組の子ども達が退席した後は保護者の方に抜けてのお話です。
「さっちゃんのまほうのて」の絵本を製作することに至るまでのいきさつ、障害がある子どもを持つ親の心境、娘さんの障害を受け入れるまでの葛藤など、内容も多岐にわたりました。

その中でも特に印象深い先生の言葉を紹介したいと思います。

障害を親が受け入れない状態が、本人にはいちばんかわいそうなこと

出産して3日後に手がグーのような癒着した状態で産まれて、障害があることを告げられた。
夫とは「障害をかくさないで明るく元気に育てよう」と相談したが、子育てが始まると1年半くらい外に出ることが出来なかった。
現代医学で治せるのじゃないだろうか?
少しでも形が良くなったら外に出よう、と思って臨んだ1年後の形成手術で機能的には良くなったものの、現代医学でも手の指を作ることは出来ないんだ、ということが分かり、
娘の障害を受け入れて地域で育てていこうという気持ちになった。

どんなにがんばってもできないことはある。できないことがあってもいいのではないか?

指がなくても子どもはいろいろなことが出来るようになっていく。
折り紙も指がなくても手の関節を使って鶴を折れるくらい。
この絵本を製作するにあたってそのような折り紙を折る、娘さんの姿をみて、指がなくても何でも出来るよ、という折り紙の場面の原稿を作っていたところ、共同制作者、志沢さんや障害を持つ方に「それはおかしいのではないか?」と疑問を投げかけられた。

もっと障害の重い子もいる。
何でも出来ることはすごいことだけど、何でもやらせて頑張らせすぎてしまうのはいいのだろうか。
どんなに頑張っても出来ないこともあるのではないだろうか。
出来ないことがあると拒否するのではなく、ありのままの自分でいい、出来ないことがあってもいいのよ、みんな違うのだから、ということに気付かされた。

絵本の最後のページにはジャングルジムで遊ぶ、さっちゃんと幼稚園の友だちが描かれています。
絵を担当した田畑精一さんのメッセージが込められていました。

「このシーンは今では見られなくなってしまったけど、まるいジャングルジムにしたのは、そのジャングルジムが地球をイメージしているから。
この地球を動かしていくのは子どもたちなんだ。子どもの持つエネルギーや子どもたち同士のコミュニケーションには、大人にはかなわない。大人は全然だめなのよ」
未来のある子どもたちへの賛歌が描かれています。

(文責 田中)

卒園児のその後  慶太くん、空手全国大会出場!!

ばう 679号 2007年11月1日

楽しみにしてた遠足が1週間延び、明日は何としても・・・
と強く願っていますがお天気はろりぽっぷ子に味方してくれるでしょうか。

さて、数日前のこと。夕刻に8年前に卒園した男の子のお母さんが園を訪れ「うちの子が空手で全国大会に出たので見てください」と写真が掲載されている会報を届けてくださいました。

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会報の表紙を飾っているのはなんと卒園児の小島慶太君(中2)。りりしくたくましい姿がそこにありました。

11年前、3歳児で入園したコロコロとかわいい姿が夢のようでした。彼はダウン症児として生を受け私共の園に入ってきましたが、いつもニコニコと笑顔が絶えず、回りにいる者をあたたかな気持ちにしてくれる天使のような存在でした。

卒園後もずっと気にかけていましたが、好きなこと、得意なことを見つけ、こんなに立派に成長してくれていることを知り、とても嬉しく皆様にお知らせしたくなりました。

ここに会報からお母様の文章をご紹介いたします。

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